1996年、1997年、1998年と3回にわたって、6月上旬、海洋環境保全推進週間に合わせて、東京海上保安部、港区(財)港区スポーツふれあい文化健康財団のご支援のもとにクリーンアップ活動の水中清掃の部分を担当してまいりました。 平行して、4回にわたって、お台場の水中を定点観察撮影する活動も行ってまいりました。 運動の趣意は「21世紀には東京湾が泳げる海になり、お台場はスノーケリングで子供たちが遊ぶようになる」でした。 お台場を泳げる海にするためには、お台場の水面を閉め切って、浄化装置を備えれば、現在の技術では難しいことではないかもしれません。しかし、それではお台場で育つ沢山の生物はどうなるかわかりません。お台場の水は隅田川の水に直接につながっています。東京湾と通じて、太平洋とも黒潮ともつながっています。隅田川がきれいになり、東京湾がきれいになることで、お台場がきれいになる。お台場がきれいになれば、東京の海、東京の川がきれいになっていることです。 子供たちがスノーケリングで遊ぶことはまだまだ無理があるとしても、お台場には沢山の生物が育っていて、スクーバダイビングで生物の観察をするには、充分な水域であることがわかってまいりました。本年は1999年、21世紀には、あとほんの2年余りです。 さらに運動を充実推進させるために、企画を検討し、あらためてお台場に東京都民のスノーケリングエリアができるように、力添えをお願いする次第です。 |
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おかげさまで、一応の成功を収めることができましたが、私としては、「こんなにもゴミがあって、汚い」という普通のゴミ拾いパターンになってしまって少し不満です。 このクリーンアップのコンセプトは、東京ベイクリーンアップ企画・1998年〜1999年のように「21世紀にはお台場の海で子供たちがスノーケリングが出来る海にしよう」です。その前にまず、ダイバー達がいつも潜っている海にしたいと活動を重ねて来ました。 お台場クリーンアップ大作戦に参加いただいているみなさまには、いつも、スノーケリングによるゴミ探しだけで、大変心苦しい思いをいたしております。クリーンアップに協力していただくメンバーも固定してきた感じがあります。 |

1998年の東京ベイクリーンアップ大作戦は、一応の成果を上げたと自負しておりますが、プレスシートをつくらなかったこと、スポークスマンをつくらなかったことなど、企画の不備によって、「こんなにもゴミが多い」と言う、ゴミ拾い中心の報道になってしまいました。
「21世紀には東京湾が泳げる海になり、お台場はスノーケリングで子供たちが遊ぶようになる」趣意にそって、確かに水中に捨てられているゴミはまだまだ多いけれど、全体としてはこんなにもきれいになったという方向で話題を作って行きたいと思います。
ゴミ捜索を始める前に、ビデオカメラを入れて、海底の様子を岸辺のテントに置いたモニターに映し出して、一般に見せる。6月は最も透明度が悪いときなので、もしも何も見えない状態であったならば、これまでに撮影したVTRを見てもらいます。
定点のブロックを水槽に入れて引き揚げ、参加者、子供たちに見てもらう。生物の説明は東京都水産試験場にお願いすることとします。
1998年では、東京都水産試験場の地引き網、講演などで生物の多い豊かなお台場の海を見せたのですが、演出と連携が不十分で、クリーンアップと結びつきませんでした。水槽をクリーンアップ会場に置いて説明があり、さらに引き続いて講演があれば、もっと沢山の人に講演を聴いてもらえたのではないかと思います。
ダイバーの活動も、クリーンアップはもちろんのこと、生物の定点観察にも、クリーンアップ大作戦に必ず参加して下さるグループに呼びかけて、輪を広げて行きたいと考えております。
平成10年7月 全日本潜水連盟 理事長
須賀次郎