魚小





2001年6月、東京ベイ・クリーンアップ大作戦で底引き網調査を行なったときに獲れた魚たちのことを説明します。
マハゼ・ウキゴリ・シモフリシマハゼ・チチブ・ボラ・サッパの6種類でした。
マハゼ 全長20〜25センチ、広く一般にハゼ釣りで知られている魚で、内湾漁業の重要な魚です。
北海道南部から九州の沿岸湾内に普通ひ見られ、河口にも上がります。
12〜2月頃、熟成したマハゼの雄は発達したスコップ状の口で深みの泥場に巣穴を堀り、雌を招き入れ産卵受精を行ないます。
2〜5月頃には、ふ化したてのマハゼ仔魚(全身1センチ)が、湾内の海底にあふれています。仔魚は、生まれて1年で親になります。
ウキゴリ
シモフリシマナゼ
エドハゼ
チチブ
ハゼ科の夏ハゼ類で、マハゼ稚仔の誕生が一段落してから、生まれてきます。
ボラ ボラは成長するにしたがって名前が変わる、出世魚です。
関東では、ハク→オボコ→イナ→ボラ(全身60センチ)→トドと変わります。
トドは「トドのつまり」のトドで、全長は1メートルにも達します。昨年6月、お台場で獲れたのは体長4センチにも満たないボラ稚魚でした。
ボラの産卵場は遠く長崎県から台湾に至る海域で、稚魚は海流に乗って、はるばる日本沿岸に運ばれてきます。
サッパ ニシン科の魚で、全長15センチになります。湾内・河口部の浅い砂泥域に広く分布し、プランクトン類を盛んに捕食します。左右に平べったい、お腹の縁のギザギザが連なった様は、船底の骨組みの形に似ています。


お台場干潟の水生生物
浅瀬にはハゼ類の稚魚やボラの稚魚だけではなく、小エビが泳いでいます。
水底には小さなカニや巻き貝を見つけられますが、見えない底質の中には何がいるのでしょうか。
アサリ、シオフキなどの二枚目やゴカイなどの水生生物が多く見られるはずです